配列とは、1つの変数や定数に対して、複数の要素を格納するための入れ物です。
「フルーツ」という変数の中に、「りんご」「みかん」「ぶどう」が入っているって感じです。
配列はJavaScriptでも操作することが可能です。
わざわざPHPで配列を操作する理由とは一体なんでしょうか?
配列の定義
変数の定義方法が少し違うくらいで、JavaScriptの定義方法とほぼ同じです。
$変数名 = ['要素1', '要素2', '要素3'];
先ほどのフルーツの配列を作ってみましょう。
<?php
$fruits = ['りんご', 'みかん', 'ぶどう'] ;
?>
配列の出力方法 その1(全ての要素を1つずつ出力する)
foreach文を使うことで、配列の要素を出力していくことができます。
foreach文についてはこちら
<?php $fruits = ['りんご', 'みかん', 'ぶどう'] ; ?>
<?php foreach($fruits as $e): ?>
<p><?php echo $e ?></p>
<?php endforeach; ?>
配列の出力方法 その2(特定の要素のみ出力する)
配列を繰り返し全て出力するのではなく、必要な要素だけを取り出して出力をすることができます。
以下の記述をすることで、配列の要素を1つだけ選択している状態になります。
$変数名[番号]
配列は、格納された左から順に、0から番号が割り当てられています。
今回のフルーツの場合、りんごが0、みかんが1、ぶどうが2といった具合です。
みかんを取り出してみましょう。
<?php
$fruits = ['りんご', 'みかん', 'ぶどう'];
echo "<p>{$fruits[1]}</p>";
?>
現場での配列
上記のサンプルコードは、正直JavaScriptで片付く内容です。
ではこれをPHPでやる理由は何かというと、データベースの内容を、配列として取得するためです。
JavaScriptではデータベースを扱うことはできません。
データベースの内容をPHPで紐付け、それを出力する際などに登場します。
例えば、配列から特定の要素だけ選択する方法で、複数存在するユーザーから1つのユーザーを選択し、配列のすべての情報を出力する方法で、そのユーザーが執筆した記事の一覧を表示する時などが挙げられます。
データベースを扱う人は絶対に覚えておきたいですね!
でもデータベースを扱わない人も絶対に覚えておきましょう!